2013年8月8日木曜日

朝霧合宿2013 3日目

合宿最終日の3日目です。

この日は施設を出発→本栖湖、田貫湖と湖巡りをして
静岡大学に帰る予定です。
最終日ということで施設の掃除をして、施設を後に
3日間お世話になりました。(`・ω・́)ゝ

  
さて、先ずは本栖湖に向かいました。
本栖湖は富士五湖の一つで、
その湖面に映る逆さ富士は現千円札の裏面のモデルとなっています。
 
 
この写真は別アングルから撮影したものなのですが、
湖水が澄んでいて、とても綺麗でした。

 
本栖湖周辺を散策しました。
残念なことに湖畔まで行くことはできませんでしたが、
綺麗な風景に癒されました。
  
次は田貫湖に向かいました。
田貫湖は朝霧高原の一角に位置し、富士山を真東に見ることができます。
また湖畔は豊かな自然にふれることのできる
キャンプ場や等として整備されています。
 
 
 暑い中、水鳥が気持ちよさそうに泳いでいました。
しかし何だか和む風景ですね(笑)
 
少しですが、見られた水鳥の紹介を
カナダガン(Branta canadensis)
 
マガモ(Anas platyrhynchos)
 
 
 
湖畔で休憩中です。優雅なひと時を過ごしました。
 
昆虫も観察できたので、紹介したいと思います。
とは言っても、撮影した種類だけなのですが
クロシジミ(Niphanda fusca)
 
クロオオアリとの相利共生で有名な蝶です。
昨年も同じ場所で観察できたのですが、
今年は時期が少し早かったせいか個体数が少ないように感じました。
ちなみにここ富士宮のクロシジミは「特定希少野生動植物」に指定され、
採集が禁止されています。

オナガバチの一種
 
♀が長い産卵管をもつことで知られる蜂です。
湖畔の林で、ちょうど産卵中の♀に出会う事ができました。
同定ができなかったためオナガバチの一種とさせていただきましたが、
詳しい方がおられればご指摘等いただけると幸いです。
 
 
そして田貫湖から静岡大学への帰りのドライブも無事に終わり、
今年の朝霧合宿も安全かつ楽しく行うことができました。
合宿に参加した皆さん、お疲れ様でした。
 
さてこれからも活動等あれば随時UPしていくつもりですので、
その時にはまた宜しくお願い致します。
暑い日々が続きますが、皆様体調を崩されないようにお気を付けください。
それでは失礼致します。
 
 
朝霧施設前にて
 
 

2013年8月7日水曜日

朝霧合宿2013 2日目

合宿2日目です。

2日目の朝食は昨晩のカレーを使ったカレーうどんでした。
昨日は遅くまで活動していたにも関わらず、
朝から散策に行っていた1年生もいたようです。
凄い行動力です...見習わないといけませんね。
 
さてこの日は西臼塚へ行きました。
ここには寄生火山の火口があり、
高山特有の植物をはじめとした豊富な植生が見られます。
 
では西臼塚で見られた昆虫達を紹介したいと思います。
 
 オニクワガタ(Prismognathus angularis)
 
本州では高山系のクワガタです。
朽木から出てきたので、新成虫でしょうか。
 
アサギマダラ(Parantica sita)
 
富士山周辺では割と多く見られます。
何度見ても、何処から来て何処へ行くのだろうなどと考えてしまいます。
 
ここでは、他にホソツツリンゴカミキリや
オオクシヒゲビロウドムシ等が見られました。
高山系のクワガタとしては他にアカアシやミヤマが見られたのですが
ヒメオオクワガタは見られなかったので少し残念です。
次回はリベンジしたいと思っています。
 
西臼塚から帰ってきた後は、施設でBBQをしました。
 
 
美味しそうですねー。これぞ夏の風景って感じです。

 
 あっという間に食材が無くなってしまいました。は、早い...
もっと買い出しをしておけばよかったです(後悔)
 
 
BBQの後は、花火をしました。 
こちらは沢山買ってあったので、みんなで大いに楽しみました。
やっぱり夏の線香花火は最高ですね。
 
 
ライトトラップの様子です。
この日もゴホンダイコクコガネやオオミズアオ等が見られました。
毎度のごとく写真がなくてスミマセンm(_ _)m
 

 外灯回りの様子です。
一日目と同じくエゾカタビロオサムシやシンジュサン等が見られました。
前日に比べると見られる昆虫の種類がやや少ないようにも感じましたが、
それでも多くの昆虫を確認できました。今回は収穫の多い外灯回りでした。
近くのコンビニには合宿中に何度も買い出しに行ったので、
店員さんには怪しい集団だと思われてしまったかもしれません(笑)


この日もセアカオサムシが見られるかなと思いポイントに出かけたのですが、
前日とは違い徘徊中のゴミムシやゴモクムシの数も少ないように感じます。
結局この日はセアカオサムシを確認することはできませんでした。
何か条件があるのでしょうか?残念...
 

この日は1日目の疲れもあってか、皆さん割と早く寝たようです。
さて明日はいよいよ合宿最終日です。
 
3日目に続く→ 

 

2013年8月6日火曜日

朝霧合宿2013 1日目

暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ブログ担当は夏風邪で苦しんでおります。
皆様も体調を崩されないようにお気をつけください。
 
今回は8/6~8にかけて行われた朝霧合宿について書きたいと思います。
 
諸事情によって、昨年に引き続き今年も朝霧施設で合宿を行いました。
去年よりおよそ一週間早めの朝霧での合宿となりました。
 
事前の予報では良さそうだった天気も、当日はまさかの怪しい雲行き...
雨男or雨女の強い力を感じます(笑)
 
 
こんな天気の中でも出発!!という気持ちにはなっていたのですが、
ちょっとした手違いで買い出しだけして朝霧の施設に直行することに...
 
 
ということで予定より早く施設に到着、夕飯まで施設周辺を散策しました。
 

 移動疲れでも、採集となればアクティブになる虫処の面々
流石ですね。
 
 アケビコノハ(Eudocima tyrannus)の幼虫
 
ダイミョウセセリ(Daimio tethys)
 
アカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum)
 
他にもオオセンチコガネやミヤマチャバネセセリ等が見られました。
写真がなくてスミマセンm(_ _)m
 

さて夕食を作ります。1日目の夕飯は夏野菜カレーでした。
手際よく食材を切りカレーを作る男子部員の女子力の高さに驚かされました。
 
カレーで腹ごしらえした後はライトトラップ&周辺散策に出かけます。
 
草原環境だし、セアカオサムシが見られるかな...と思っていたら、
後輩が見事に見つけてきてくれました。
 
セアカオサムシ(Carabus tuberculosus)
 
やっぱりエリトラが綺麗ですねー。独特の雰囲気を持つ虫です。
この夜はこの他にも数匹道路を歩いているのを確認しました。
 
この夜は多くの虫が見ることができ、初日から大満足でした。
外灯回りではエゾカタビロオサムシやアカアシクワガタ等が、
ライトトラップではゴホンダイコクコガネやミヤマクワガタが見られました。
 
という訳で大興奮の1日目の活動は深夜まで続くのでした...
 
2日目に続く→
 

2013年7月14日日曜日

オオヒョウタンゴミムシ ~思い出はフライングディスクとともに~

7月…初夏の風が吹き渡り、虫たちも待ちきれないように飛び回る夢のような時季である。そんな時季に私たちは日中は砂中奥深くに引きこもり、夜になると穴から出てきて徘徊する、まさに真夏のニートなる虫を探しに出かけたのであった。

ターゲットは夜間徘徊するので昼間は探せない。昼間は磯に立ち寄り遊ぶことにする。しかしこの日は波が高く潮も動かず、満足に観察することはできなかった。伊豆のような内湾の磯ではないので波が高いと、もろに影響を被るのだ。




磯を後にして本日のポイントへ。同時にライトトラップも行う。



腹ごしらえのBBQ。案の定、珍味試食会となったのは想像に難くない。当初カニ汁はいけると思っていた。



さて、目的を見失いかけていたが、探索開始。去年と同じポイントであるが、かなり局所的だったので、今回は探索に重点を置いた。しかし思うように新規開拓できない…生息状況はなかなか厳しいようだ。既知ポイントで確保。まったくもってイケメンなフォルムである。


オオヒョウタンゴミムシ


なんとか今年も出会うことができたが、去年と同じ範囲内での採集。同じような環境でも何故か生息していない状況もあり精査が必要。面白かったのは同所同時期に発生するクロカミキリがオオヒョウタンゴミムシの顎の大きさにジャストフィットしたことである。オオヒョウタンゴミムシは野生下ではダンゴムシなどを食べるらしいが、クロカミキリに合わせて顎の大きさが進化していったと考えても面白いのでは思う。

 アカテガニ


 シロスジコガネ


マイマイガの一種





来年は砂上アルティメット大会でもしましょうかね~~

2013年6月30日日曜日

大谷崩

大谷崩で採集しました。以下簡単ですが報告です。
大谷崩http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%B0%B7%E5%B4%A9


大谷崩に向かう途中で赤水の滝で休憩しました。ここも大谷崩に関係する場所です。
 


この虫はなんでしょう…?



エリトラが見えていたので簡単だったでしょうか笑



整備されていますが、適度に空間があり訪花植物も植栽されていて良い
採集地です。ジャコウアゲハとウスバシロチョウが最終盤の時季でした。


 
鬼気迫る採集王



大谷崩に到着。予報は雨に近い曇りでしたが!?高標高ですので雨に注意して駐車場周辺で採集です。



アサギマダラの卵

アサギマダラと食草のイケマ
アサギマダラは渡りをするチョウとして有名ですが、この地で越冬産卵ができているのかもしれません。5月ごろ漁港でアサギマダラが海に旅立つのを何度も目撃しています。この個体は居残り組でしょうか




ルリハムシ
ミヤマヒラタハムシ同様メタリック感がたまらない…!!




ミヤマヒラタハムシ(下画像は左から幼虫、蛹、成虫)



カメノコテントウ



カケス!!鳥撮り難しい…






足元に気をつけながら…落石にも注意です。。



夕方になると天候悪化。一瞬で霧に包まれ細かい雨が降り始めました。急いで下山)^o^(



この時点で雨が降り始め暗い集合写真となる。残念。参加者はお疲れ様でした。特に運転してくださった先輩m(_ )m




ライトトラップ編に続く…