2013年7月14日日曜日

オオヒョウタンゴミムシ ~思い出はフライングディスクとともに~

7月…初夏の風が吹き渡り、虫たちも待ちきれないように飛び回る夢のような時季である。そんな時季に私たちは日中は砂中奥深くに引きこもり、夜になると穴から出てきて徘徊する、まさに真夏のニートなる虫を探しに出かけたのであった。

ターゲットは夜間徘徊するので昼間は探せない。昼間は磯に立ち寄り遊ぶことにする。しかしこの日は波が高く潮も動かず、満足に観察することはできなかった。伊豆のような内湾の磯ではないので波が高いと、もろに影響を被るのだ。




磯を後にして本日のポイントへ。同時にライトトラップも行う。



腹ごしらえのBBQ。案の定、珍味試食会となったのは想像に難くない。当初カニ汁はいけると思っていた。



さて、目的を見失いかけていたが、探索開始。去年と同じポイントであるが、かなり局所的だったので、今回は探索に重点を置いた。しかし思うように新規開拓できない…生息状況はなかなか厳しいようだ。既知ポイントで確保。まったくもってイケメンなフォルムである。


オオヒョウタンゴミムシ


なんとか今年も出会うことができたが、去年と同じ範囲内での採集。同じような環境でも何故か生息していない状況もあり精査が必要。面白かったのは同所同時期に発生するクロカミキリがオオヒョウタンゴミムシの顎の大きさにジャストフィットしたことである。オオヒョウタンゴミムシは野生下ではダンゴムシなどを食べるらしいが、クロカミキリに合わせて顎の大きさが進化していったと考えても面白いのでは思う。

 アカテガニ


 シロスジコガネ


マイマイガの一種





来年は砂上アルティメット大会でもしましょうかね~~